ドゥニさんのお菓子講習会2日目
玄関で、今日もお出かけですか~
と見送るじゅでぃー。
今日は、パパもお出かけだから
暗くなるまでお留守番です。
さて、9時にぎりぎり間に合いました。
今日も5品の新作、素材の組み合わせが絶妙でした。
ドゥニさんは、焼きごてでキャラメリゼしているところ。
これは、アリアンスというお菓子。
ヘーゼルナッツのフォン・ドゥ・シュクセ、コーヒーのビスキュイ・アマンドゥ、ヘーゼルナッツ・プラリネのバタームース、コーヒーのクレーム・ムースリーヌ、キャラメリゼしたビスキュイ・ジョコンドゥ。
アリアンスは、つながり、組み合わせという意味。
複数のお菓子の要素を組み合わせています。このお菓子ひとつで、色々なお菓子の練習ができるということですね。
試食はこちら。
う~ん、唸るような美味しさ(笑)
大好きなフラン、プルーンとアプリコットのフランです。
材料がいつでも手に入るものなので、気軽に作れそう。
ドゥニさん、最近フランスでもきちんとしたフランに出会えないと
嘆いていました。
こっくりとした味わい。
フランは、食後にはいただかないお菓子で、
朝食とか、午後少しお腹が空いたときとか、アフタヌーンティーなどの時向けとのこと。
パートゥ・ブリゼには、フルール・ドゥ・セルが入っていて、
食べた時に、あっ、これお塩って時々感じるのが面白いです。
切った時にプラムとアプリコットが交互に見えるように、
並べ方も計算されています。
こちらは、りんごとオレンジピールのフィユテを作っているところ。
フィユテは、折パイのことです。
出来上がりはこちら。
写真があまり上手じゃなくて、模様がきちんと映っていませんが、
葉っぱの模様と、ギャレット・デロワのような模様の2種をデモしてくれました。
フィユテは、どっしりとした感じ。
奥に見えるのは、次の可愛らしいお菓子、ル・ルヌヴォー。
ル・ルヌヴォー(Le Renouveau)は、更新という意味。
アブサンというお酒が使われています。
アブサンは、薬草系のリキュール。
ニガヨモギの香味成分が幻覚などの向精神作用を起こすとされ
20世紀初頭に製造販売が禁止されたそう。
その後、ニガヨモギを使わないアブサンが代替え品として作られているそうで、
そういう意味でルヌヴォーという名前を付けたんでしょうね。
私、アブサンってどこかで聞いたことがあるなぁって講習会の朝からずっとかんがえていたんですけど、田村正和が出ていたドラマの中に出てきた猫ちゃんの名前でした。
どうしてそんなこと覚えてたのか不思議なんですけどね。つまらないことを覚えているものです(笑)
ホワイトチョコレートのババロアが全体をまとめている感じがしました。
あ~、また食べたい!
食べたかったら自分で作るしかないんです。
最後は氷菓、グラスです。
ラ・マルキーズ・ドゥ・ポンパドゥール。
フランボワーズのソルベ、フランボワーズのパート・ドゥ・フリュイ、バラのパルフェ、ダックワーズの組み合わせ。
ポンパドールは、ルイ15世の寵愛を受けた愛人の名前で、この婦人のスカートをイメージした氷菓だそうです。
スカートみたいなふりふりがかわいいです。
このマルキーズドール&マルキーズ型は、むか~しお菓子のレッスンで使って
私も持っています。どこかにしまっている筈だけど、さてどこにあるのかしら?
ドゥニさんの講習会は、来年33回目が最後になるそうです。