聘珍楼アンチエイジング薬膳
5月からパパの実家のことで忙しく、
その間、お仕事もこなしながらなんとかやってきた3か月。
その慰労ということで、「パパが何が食べたい?」というので、
月替わりでメニューが変わる
聘珍楼のアンチエイジング薬膳
に行きたいとリクエスト。
7月のテーマは、
養心安神 --- 不眠、眠りを改善
でした。
前菜は、
銀カレイオーブン焼き
クラゲ頭の和え物、金針菜
不眠の原因のひとつ、「陰分不足」に対応するそう。
「血」を補く豚肉、
「水」を補うくらげ
で陰分を増やし、さらに、、、
「気」を補うカレイ
を加え、バランスよく「気血水」を増やします。
また、「清熱効果」のあるセロリ、トマト、ピータンを加えて、
のぼせ、ほてり、心熱など、安眠を妨げる内部の熱を鎮めてくれるそう。
金針菜は、安眠野菜だそうです。
私は、夏でもよく眠れますけどねぇ。これで、さらなる深い眠りにつけることでしょう。とにかく、睡眠不足は万病の敵ですからね、火照った体を鎮めて安眠効果を狙いましょう。
2品目は、豚肉・蓮の実・白きくらげ・蓮根・ナマコの蒸しスープ(銀耳蓮子湯)。
龍眼、棗(ナツメ)、蓮の実、百合根は、「安神」の食材。
「神」とあるのは、「心」に宿る精神面のこと。
中医学では、「心」が精神や思考能力を司っていると考えられています。
龍眼や棗は、鉄分やミネラル分が豊富で
「血」を増やして、「心」の働きを安定させてくれます。
蓮の実や百合根は、精神安定を促し、眠りの質を高めてくれます。
ナマコは、体液を増やして陰分を作り出してくれます。
ゆっくり時間をかけて飲んで
体に染み渡るようなスープでした。
3品目は、フカヒレの桂花(もやし)と玉子炒め。
フカヒレを春雨に代えると家庭でも簡単に作れそうだなと思いました。
「腎」のパワーが衰えると、なかなか眠つけない不眠に繋がるそうです。
「腎」は老化の臓器とも言われていますから、ここに潤いがなくなると
オーバーヒートした状態になるのだそう。
緑豆もやしには、清熱作用ご心火を鎮める作用が。
玉子とフカヒレには、「腎」に潤いを届けて
内側からサポーしてくれるのだそうです。
「桂花」とは金木犀(きんもくせい)の花のこと。
玉子を金木犀の花に見立てた一皿でした。
4品目は、白身魚の強火蒸し高原レタス添え。
この日のお魚は、ムツでした。
お魚の新鮮さが感じられて、さっぱりして美味しかったです。
お魚の下には、焼いた湯葉が敷いてあって、お魚の旨みを吸ってこれがまたいい感じでした。
レタスには、ラクチュコピクリンという睡眠誘導成分が含まれているとか。
最後のお料理は、グリーンサラダの冷やし麺。
クルミや松の実、向日葵の実、かぼちゃの種などがパラパラっとかけてありました。
カボチャの種には、脳神経を安定させるビタミンB1や神経の興奮を鎮めるマグネシウムが豊富。
松の実は、「補血」作用に優れ、気持ちの安寧をもたらすのだそうです。
そして、最後のデザートは、バナナ焼きプリン。
牛乳、豆乳、バナナは、安眠を導くベストコンビとか。
お手軽素材で美味しくできるので、
わんこのおやつにもいいですね。
来月のアンチエイジング薬膳も楽しみにしています。