日本中医食用学会の薬膳講座、夏&長夏調理実演
割とハードなお仕事を2日間連続で終えた翌日の今日は、
5月から学び直している、中医学と薬膳講座の日。
今日で、中医学基礎理論の6回の講義が終わりました。
薬膳は、中医学がベースになっているので、
これを学ばずして中医学の基礎ができてないと、
施善(症状に合わせてお料理のレシピを考える)ができません。
今日は、一日5時間x6日間の30時間の
中医学概論のまとめの講義でした。
そして、さらに、時々季節の薬膳の調理デモが入るので、
今日は、夏、長夏に合わせた薬膳の調理デモです。
順序が前後しますが、
長夏の施善の苦瓜とセロリのサラダ。
春の薬膳に続き、とても美味しくいただいて、
早速家に帰ってから作りました。
こちらは、夏の薬膳の施善で、
緑豆のカレー。
生姜がとてもたくさん入っています。
そして、スパイスはカルダモン。
玉ねぎの炒め方、
ひき肉の炒め方、
スパイスの使い方、
どれも簡単なようで、きちんとコツがありますね。
この年になって、そんなお料理の基本を教えていただくことになるとは、思ってもみませんでした。(笑)
ここのレシピは、ハズレがなく、どれもまた作ってみたい
と思うような味です。
薬膳は、体にいいだけじゃなくて、美味しくなければダメなのよ!
というのが、先生方が毎回おっしゃること。
そう、
毎日の食事は、まず
「美味しいこと」
が一番大切。
薬膳というと、漢方薬を使った美味しくない薬みたいな食べ物
を想像する方が多いのですが、
ぜ~んぜん違うのです。
それから、中華料理のイメージがある方も多いかも。
それもぜ~んぜん違うのです(笑)
日本料理でも
フランス料理でも
イタリア料理でも
韓国料理でも
薬膳の要素が入っていれば、みんな薬膳になるのです。
日本で古くから食べられているものも、中国の影響が大きく、
日常の家庭料理の中にも、知らないうちに薬膳的要素のあるものを食べていることがあるんですよ。
このお話は、またいづれね。